トピックス Topics

ニュースレター コラム 2026.02.17

SAP Cloud ERPコラム ”SAP Cloud ERPとAsprovaがつくる変化に強い生産計画”

製造業向けトピックス

SAP Cloud ERPとAsprovaがつくる“変化に強い生産計画”

製造業のお客様を対象に、「製造現場の最適化」と「ERPによる経営管理」をどう両立するか
SAP Cloud ERP生産スケジューラ Asprova の連携の考え方をご紹介します。

はじめに

多品種少量・短納期対応が当たり前となった現在、生産計画の精度や柔軟性は、現場効率だけでなく
経営スピードそのものを左右するテーマになっています。

SAP Cloud ERPのPPモジュールは、MRPを中心に生産管理全般を標準機能でカバーします。
一方で、設備・人員負荷を加味した詳細スケジューリングや、頻繁な計画変更への即応といった領域では、
現場側で工夫が求められるケースもあります。

この“最後の一マイル”を補完するのが、生産スケジューラ Asprova です。

SAP Cloud ERP(PPモジュール)の強みと課題

項目 強み 課題(苦手領域)
生産計画 MRPによる資材所要計画・粗スケジュール作成 設備・人員負荷を加味した詳細スケジュール
オーダー管理 受注・製造・購買の統合管理 段取り時間・優先度を考慮した順序最適化
実績収集 実績・在庫のリアルタイム更新 現場での頻繁な計画変更への即応

SAP Cloud ERPは「経営視点での計画統制・データ一元化」に強みがある一方、現場レベルの詳細調整やシミュレーションは
補完的な仕組みを組み合わせたほうが良いケースがあります。

Asprovaの特徴:現場最適化の実現力

高速スケジューリング
数千オーダーを再スケジュール可能

負荷バランス調整
設備・人員・材料を考慮して自動立案

見える化
ガントチャートで工程負荷・納期遅れ・在庫推移等を可視化

シミュレーション
納期変更時の影響をシミュレーションし、即時に可視化

柔軟なルール設定
優先順位・段取り替え・外注考慮などを柔軟に定義

SAP × Asprova 連携の考え方

連携の目的

SAP Cloud ERPで管理される生産オーダーやマスタ情報をAsprovaに連携し、詳細スケジュールを立案。
その結果をSAP側で参照・活用することで、経営と現場の計画整合性を高めることを狙います。

主な連携データ項目

データ種別 方向 説明
生産オーダー(PP) SAP → Asprova 製造指図情報、製品コード、数量、納期など
製造BOM/ルーティング SAP → Asprova 工程順序、標準時間、リソース情報
スケジュール結果 Asprova → SAP 実際の開始・完了予定時刻、リソース割当
実績/ステータス 双方向 実績登録・進捗更新(MESとの連携も可)

連携の方式

  • CSV/JSONによるバッチ連携
  • SAP BTP Integration Suiteによる連携

※ 企業規模・運用要件により適切な方式は異なります。

導入効果:経営と現場の“二重最適”

SAP Cloud ERPとAsprovaの連携により、経営が求める「全体最適」と、現場が実行できる「現実的な計画」を同時に実現します。
経営判断に使えるデータと、現場で回る生産計画を一本化することで、納期遵守率向上や在庫適正化につなげます。

観点 効果
経営 生産リードタイム短縮・在庫圧縮・納期遵守率向上
現場 負荷バランス最適化・段取り削減・進捗見える化
全体 “経営と現場をつなぐ”リアルタイム統合基盤の実現

本コラムのまとめ

SAP Cloud ERP は経営・業務の統合に優れ、Asprova は現場の最適化に優れます。
両者をつなぐことで、「標準×最適化」のハイブリッド経営基盤が完成します。

本内容に記載されている情報は、公開情報および一般的な理解に基づくものであり、特定の製品やサービスの優劣を示すことを目的としたものではありません。

まずは情報交換してみる
生産計画やERP活用に関するお悩みを、情報交換という形でお聞かせください。

CONTACT

お問い合わせ

お見積り依頼・資料請求等、お気軽にお問い合わせください。

ビジネスパートナー募集