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2022.02.09

IBMビジネス・パートナー契約締結によるお客様への提供効果「IBM Cloud」

「IBM Cloud」 を活用する理由、経緯

DXビジネス強化を行うべく、日本アイ・ビー・エム株式会社のクラウド技術の活用、クラウドAIを活用した各種サービスの追加を行うため、日本アイ・ビー・エム株式会社とIBMビジネス・パートナー契約の締結を行いました。
「クラウド」や「AI」は技術的用語、分野を指す内容であり、得られる効果・サービスは各社・各製品で異なります。
今回、IBM のパブリック・クラウドである「IBM Cloud」の特徴についての詳細な情報をまとめました。
IBMメインフレーム、IBMブランドのオペレーティングシステムが利用できるなど、IBM Cloudならではの新サービスのご検討をいただければ幸いです。

 

「IBM Cloud」 とは

最もオープンでセキュアなビジネス向けパブリック・クラウドとなり、下記の3つの強みがあります。

 

(1)Enterprise Grade(企業向けのグレード)

✓ 次世代インフラによる高可用・高性能・高機能なクラウドサービス

①2015年と2021年のIBM Cloudの比較の通り、可用性、機能性を大幅に更新。

②IBM CloudのSLAは、99.999%※1を設定。他クラウドと比較いただき、高いSLAを求められるミッションクリティカル・システムのクラウド移行にIBM Cloudをご検討ください。

✓ VMware、SAP、AIX、IBM iなどミッションクリティカル・システムをクラウドに移行

①IBMメインフレーム、IBMブランドのオペレーティングシステムを利用可能。
・IBM CloudならIBMi、AIX、zLinuxも選択可能。
・SAP Certified、VMware Certifiedの数も高く、ベアメタルのラインナップは業界ナンバーワン。

②VMware on IBM Cloudでは、高い柔軟性を提供
・VMware社とIBMの戦略的パートナーシップにより、IBM Cloud上でVMwareの各種ソリューションを提供。
・ベアメタル1台の最小構成から、VMware社のSDDCを実現する構成までラインアップを提供。
・東京Availability Zoneの3つのデータセンターを活用した、高可用性設計が可能。
・ライセンス持ち込み、管理者権限は、お客様のご要望に対応可能。

③専有環境を提供するベアメタルサーバをご提供
・高度に自動化されたベアメタルサーバ(物理サーバ)を採用。それによりクラウド上でも、オンプレミス同等の
セキュリティ、可用性、パフォーマンスを実現。
・物理ハードウェアは完全に専有しているため、セキュリティ性能に長ける。
・物理ハードウェアの専有により仮想化オーバーヘッドを排除。CPU処理集中、ディスクI/O集中が必要な
ワークロードに強力なパワーを提供。
・物理ハードウェアの専有により、マルチテント・リソースの競合を排除。
・利用用途に応じたパーツ(CPU、メモリ、ディスク)でカスタマイズ可能。
・最新CPUを採用。(テクノロジー・リフレッシュ)
・支払いは従量課金。(月額課金または時間課金)

④SAP認定サーバの選択肢の広さ

⑤IBM Cloudの主要製品のサポートは、製品ごとに設定された日付より前にサポートを終了する事はありません。
(※2) 4-5年先を設定しており、90日前に突然終了通知が来る一般的なクラウドサービスとは異なるアプローチになります。
※2 機能的に同等の製品が提供される場合を除きます。

✓ マルチ・ゾーン・リージョンやデータセンター、アクセス拠点の拡大

①東京リージョンは関東近郊の3か所のデータセンターでアベイラビリティー・ゾーンを構成

②IBM Cloud 大阪リージョン
・ダラス、ワシントンDC、ロンドン、フランクフルト、シドニー、東京に続く7つめのリージョンとしてアベイラビリティー・ゾーンを提供
(トロント、サンパウロ含め、2021年4月現在MZR数は9リージョン)

✓ 金融業界向けクラウドをはじめとした、業界向けクラウド

①金融業界向けパブリック・クラウドとしてサービスを提供
・30社を超えるISV各社のアプリケーションも利用可能
・ISV含め⼀貫したセキュリティ管理を可能とするPolicy Frameworkを構成。
※1 HA構成済みサービスを利用した場合。HA構成済みサービスではない場合は 99.9%。HA構成が組み込まれているサービスと自分で任意のHA構成が組めるサービスがあります。
※2 Tier-1指定サービスかつ代替サービスがない場合に5年前を保証しています。

 

(2)Secure&Compliant(安全かつ法に準拠)

✓ 業界最高準の暗号化技術の対応 FIPS 140-2 Level4

①IBM Cloudでは、データはお客様のものと考え、IBMはデータにアクセスできないというFIPS 140-2 Level4認定の鍵管理。
・一般的な鍵管理では、データにアクセス”しない”というFIPS 140-2 Level”3”認定の鍵管理。

✓ データ保護、通信、処理のあらゆる瞬間を暗号化して保護

✓ クラウドネイティブなサービスにおいても環境のIsolationが可能

①様々な場面でご利用いただける各種セキュリティ機能・サービス。
・ご指定のセキュリティ・ソリューションを持ち込んでいただくことも可能。
・ネットワークセキュリティ、アクセス管理から、データ保護、監査ログ取得や証明書管理等、コンプライアンスと驚異の管理が可能。

②一般的なパブリック・クラウドと異なり、物理的にパブリックVLANとプライベートVLANを物理的に分離可能。

③Cloudflare社 とのパートナーシップにより、世界中150以上のデータセンターを活用したサービスを提供

✓ ISOなど国際標準だけではなく、FISCなどにも対応
・3省2ガイドラインにも準拠

 

(3)Cloud Services Anywhere(どこでも使えるサービス)

✓ オープンテクノロジーコアに提供されている各種サービス

①IBMでは、オープン・スタンダードによるエコシステムとベンダーロックインの回避が重要と考え、投資を行っています。
・Linux、コンテナ、Kubernetes、DB、開発ツール、管理系 など
・Docker、Kubernetesへのコミット
・IBMはクラウドネイティブ基盤のコンテナのプラットフォームとして、Red Hat OpenShift を軸にインフラに囚われない、オープンなハイブリッド・マルチクラウド環境を実現。

✓ 標準化され、可搬性に優れたIBM CloudサービスおよびKubernetes/Red Hat OpenShift

✓ 一貫した分散型クラウド IBM Cloud Satellite

①IBMのマネージドKubernetesサービスにより、お客様がアプリケーションの開発に注⼒可能できる環境をご提供

✓ ハイブリット・バルチクラウドでのCI/CD

①IBM Cloudのマネージド・サービスが、任意の場所で稼働可能。
・オンプレミス、データセンター、他社パブリック・クラウド等、分散型クラウドの管理が、Cloud Satelliteで可能。

 

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