ニュースレター

2020.06.05

ニュースレター第37回:何故進まない、何故動かない、DX?

DXにおける、老朽化したシステムのリスクとは

DX(デジタルトランスフォーメーション)、テレワーク、など従来の業務から変わっていく動きが企業の規模を問わず起きています。まずはやってみよう、と手を出したものの、行ったことは業務全体を切り替えるものではなく、RPAIoTAI等を活用して、現行業務を如何に置き換えることが出来るのか、効率化するのかという点に着目した概念実証留まりになってしまうことも少なくないようです。では何故、そのようなことが起きてしまうのでしょうか。

そのデータ、実は上手く活用出来ていない?

企業、公共団体問わず、DXへ取り組む動きが活発化しております。例えば、IoTを用いたクラウドカメラによる監視兼マーケティング業務の効率化、クラウド上で蓄積された文字データを基に、AI-OCRにて様々な帳票の入力・確認作業の効率化、配送ルートを最適化するために様々なデータやAIから分析、ルートを算出することで、配送にかかるコストの削減等、様々な取り組みが行われています。他にも定常的かつ単純な作業をRPAで自動化する試みが行われる、など日本国内でも様々な動きがみられています。一見すると、様々なことに取り組み、実績が出ているようにも見えますが、実は大きな課題があります。それは、折角始めた取り組みにも関わらず、集積したデータを業務システムで活用出来ていない、ということです。

 

何故、データを活用できないのか

その理由は様々ありますが、大きくは2点に集約されます。

企業全体を通した意思疎通の難しさ

 経営側、システム担当側、現場側の意識の乖離ということの他、DXによりビジネスをどう変えてゆくか、といった経営戦略の方向性の有無やデータを利用する立場である現場側における、ITへの理解不足など、DXへ取り組むにあたり、何のデータをどのように活用したいのか、と言った方向性や意識を明確化しなければ、データを集めるだけで終わってしまいます。また、データを集めたとしても、それを活用、読み解ける担当者が居なければ、折角のデータも価値を与えることが出来ません。

 

既存の老朽化したシステムがデータ活用の重荷になっている

新しいデジタル技術を導入したとしても、データの利活用・連携が限定的であるため、その効果も限定的となってしまうといった問題が指摘されています。他にも、既存システムの維持、保守に資金や人材を割かれ、新たなデジタル技術を活用したIT投資にリソースを振り向けることができないといった問題も指摘されています。実は、経済産業省のDXレポートにその理由が記載されています。そこには、7割もの企業が、【レガシーシステムの存在がDXの足かせになっている】と感じているようです。その理由を以下のように挙げております。

※レガシーシステムでは新たな事業に対応出来ない

※保守・運用の属人的になるために継承が難しい

※保守・運用においてコスト高の原因となっている

 

従来のシステムを変えられないが為に、取組を進めることが出来ない企業が多いようです。 

自社のみでDXの検討が難しいのならば

しかしながら、昨今の様々な事情からレガシーシステムが社内に残っている中でもDXを進めていきたい、と考える企業も多いかと思います。そのような場合、いきなり業務システムの刷新と併せてDXを取り組むのではなく、ミニマムから利用を開始、対象とするDXが業務上でも活用できることが分かった段階にて、業務システム刷新と併せた形で行うことが良いかと思います。NSKでは、AI-OCRRPAを活用したソリューションの展開に加え、業務プロセスの整理・検討段階からご協力することが可能です。業務システムが老朽化しており入替の必要性がある、AI-OCR等のDXを始めてみたいが、何から使えばいいかわからない……そのようなことからでもご相談頂ければと思います。

 

 

 

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